BCP/テレワークの導入に向けて
2020年5月25日、1ヶ月超に渡る緊急事態宣言が解除されました。
これにより暫定的な在宅勤務や自宅待機など変則的な企業活動で対応してきた企業も段階的緩和や業務の見直し等、次の対策を求められています。
一方で、新型コロナ感染症の第2波や、近年多発する地震や豪雨などの自然災害に対する事業継続性の担保、さらには来年に延期となった大型スポーツイベントによる超混雑対応など、働き方を取り巻く環境は変革の時期を迎えています。
Citrix のソリューションはこれらの変革を強力後押しすることが可能です。
CitrixのおすすめBCP/テレワーク関連ソリューション
CitrixがおすすめするBCP/テレワーク関連ソリューションをご紹介します
Solution 1リモートPC接続で簡単にテレワーク環境を実現!
Citrix Cloud のラインナップのひとつ【Virtual Apps & Desktops Service】では、リモートPC接続という機能が提供されています。
リモートPC接続機能では、いまオフィスで使用している物理PCにVirtual Delivery Agent というモジュールを導入することで、Citrix Cloud 経由でのセキュアで快適なリモート接続が実現できます。
Point
リモートPC接続機能が使える製品はこちら!
■Citrix Cloud
・Citrix Virtual Apps & Desktops Standard Service
・Citrix Virtual Apps & Desktops Advanced Service
・Citrix Virtual Apps & Desktops Premium Service
・Citrix Workspace Service Premium Plus
■オンプレミス製品
・Citrix Virtual Apps & Desktops Advanced
・Citrix Virtual Apps & Desktops Premium
リモートPC接続機能の優位性
昨今の急なテレワークニーズに対してPC暗号化持ち出しやVPN接続でのリモートワークを導入している企業も多いのではないでしょうか。
一方で、よりセキュアなVDIの導入は構築のリードタイムやコストの関係で簡単には導入しにくいのが現実です。
両者が抱える課題を解決しつつ、より簡単に導入できるのがリモートPC接続です。
リモートPC接続
- セキュリティ
電子透かし等のセキュリティ機能が充実
柔軟なポリシー設定による情報漏えい対策 - パフォーマンス
ICA接続によりネットワークの使用量を最適化 - 端末
使い慣れた既存のデスクトップを利用可能
社内PCがデスクトップ型でも新たにモバイル端末を購入する必要なし(BYODの推進にも)
本格的なVDI導入へのファーストステップとしてスモールスタートが可能です。
VPN方式
- セキュリティ
VPN非利用時のWebセキュリティが低下
ローカルデータの安全性 - パフォーマンス
ネットワーク帯域の圧迫 - 端末
業務PCの持ち出し許可やポリシー策定
既存端末がデスクトップ型の場合、新たにモバイル端末を購入するか検討が必要
VDI方式
- VDIの設計・導入のリードタイム
- コスト
Solution 2Citrix Cloud×Windows Virtual DesktopでニューノーマルなテレワークVDIを構築!
テレワーク時代の鍵を握るキーソリューション Microsoft Windows Virtual Desktop(WVD)。
Citrix Cloud では、この WVD をより便利に、より効率的に進化させることが可能です。
Citrix Cloud × WVD でニューノーマルなテレワーク VDI を実現しましょう。
Citrix Cloud とは
Citrix Cloud は、シトリックスの各種ソリューションの管理コンポーネントをシトリックス社がクラウドから提供・保守するクラウド型サービスです。
管理コンポーネントのみが Microsoft Azure 上に展開され、シトリックスによって管理・運用され、ユーザーには常に最新版の環境が提供されます。
一方、ユーザー環境にあたるリソースロケーションは、お客様による管理・運用となり、利用するデータやシステムに応じて、オンプレミスやパブリッククラウド等を選択することができます。素早く簡単なクラウドシステムの導入を実現します。
構成のポイント
Citrix Cloud × WVD の構成のポイントは Citrix Cloud の優れたハイブリッド性にあります。
Citrix Cloud では、従来の VDI 構成を、シトリックスが管理するコントロールロケーションとお客様が管理するリソースロケーションの2つに分けて管理をしますが、このリソースロケーションには、オンプレミス環境、パブリッククラウド環境をハイブリッドに構成することが可能です。
もちろん WVD も配置することができます。
Citrix Cloud × WVD のメリット
Citrix Cloud × WVD の構成のポイントは Citrix Cloud の優れたハイブリッド性にあります。
Citrix Cloud では、従来の VDI 構成を、シトリックスが管理するコントロールロケーションとお客様が管理するリソースロケーションの2つに分けて管理をしますが、このリソースロケーションには、オンプレミス環境、パブリッククラウド環境をハイブリッドに構成することが可能です。
もちろん WVD も配置することができます。
Citrix Cloud は WVD に様々な付加価値を与え、その利便性を最大化することが可能です。
優れた接続プロトコル ICA(HDX)/Blast(PCoIP)
細かな電源管理
直感的なGUIコンソール
二要素認証連携
Skype/Teams/Zoom最適化
ハイブリッドクラウド BCP/DR
↓ WVDの詳細はこちら ↓
Citrix Cloud のラインナップ
Citrix Cloud ではシトリックスの様々なソリューションが展開されていますが、その中でも WVD と連携する Virtual Apps & Desktops のラインナップをご紹介します。
主な機能 | ![]() Citrix Virtual Apps Service | ![]() Citrix Virtual Desktops Service | ![]() Citrix Virtual Apps & Desktops Service | ||
---|---|---|---|---|---|
Advanced | Premium | - | Advanced | Premium | |
CCU & U/D | CCU & U/D | U/D | CCU & U/D | CCU & U/D | |
サーバーベースのデスクトップと アプリケーション配信 |
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |
VDIデスクトップ配信 (シングルセッション) |
✔ | ✔ | ✔ | ||
WVD Windows 10 マルチセッション |
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |
リモートPCアクセス (Remote PC Access) |
✔ | ✔ | ✔ | ||
Microsoft Teams最適化 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |
App Layering | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |
Citrix Gateway Service (1GB / user / MonthのICA-Proxy接続) |
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ |
AutoScale、Citrix Hypervisor | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ |
Citrix Casting (Workspace Hub連携) |
✔ | ✔ | |||
App & Desktop Probing (アプリケーションとデスクトップのプローブ) |
✔ | ✔ | |||
Session Recording (サーバーOSのセッション録画) |
✔ | ✔ |
Solution 3Citrix ADC Pay As You Grow でネットワーク強化
Citrix ADC の Pay As You Grow なら既存の筐体はそのままにライセンスの入れ替えだけでキャパシティやエディションのアップグレードが可能です。
テレワーク需要により増大するネットワーク負荷の低減や、社外アクセス増加に対するセキュリティ強化を簡単に実現できます。
Pay As You Grow のメリット
- ソフトウェアによるキャパシティのアップグレード
- 既存ADCの置き換えが必要なく、モデルの最大キャパシティまでソフトウェアアップグレードのみで対応可能です。
- エディションアップグレードも可能
- エディションのアップグレードにより、追加機能の利用も可能です。また、Premiumエディションでは、SSL-VPN接続に必要なUniversal Licenseが無制限で提供されます。
- 投資の保護
- 過去に購入したCitrix ADCを最大限活用でき、投資保護につながります。
Citrix ADC のエディション別機能比較表
機能 | Standard | Advanced | Premium | Citrix Gateway Advanced VPX |
---|---|---|---|---|
ICA-Proxy接続 | ○ | ○ | ○ | ○ |
SSL-VPN接続 | ○ | ○ | ○ | ○ |
EPA (エンドポイント解析) | ○ | ○ | ○ | ○ |
SmartAccess | ○ | ○ | ○ | ○ |
L4/L7負荷分散 | ○ | ○ | ○ | |
L7コンテンツスイッチ | ○ | ○ | ○ | |
IPv6サポート | ○ | ○ | ○ | |
Traffic Domain | ○ | ○ | ○ | |
クラスタリング | ○ | ○ | ||
多要素認証 / TOTP | ○ | ○ | ||
TriScale テクノロジー | ○ | ○ | ||
Office365 プロキシ | ○ | ○ | ||
GSLB (広域負荷分散) | ○ | ○ | ||
WAF (Web App Firewall) | ○ | |||
Universal License付帯数 | 500 CCU | 1,000 CCU | 無制限 | 5 CCU |
[赤枠]Universal License必須
Solution 4Citrix ADC Pooled Capacity で無駄のないBCP/DR環境を!
Citrix ADC Pooled Capacity では、サブスクリプション型のライセンスによってビジネス環境の変化に応じて柔軟にキャパシティをコントロールすることが可能です。
Citrix ADC Pooled Capacity とは
Citrix ADC Pooled Capacity はライセンスサーバーにプールされたサブスクリプション型のライセンスを複数のアプライアンスに柔軟に割り当てる革新的な技術です。
初期投資コストを抑えつつ、ビジネス環境に変化に応じて各アプライアンスのキャパシティを柔軟に変更・移動することが可能です。
ライセンスを管理する Citrix ADM からキャパシティの割り当て状況を一元管理・可視化できます。
BCP/DR環境のコストを削減
Citrix ADC Pooled Capacity のライセンスポータビリティを活用することで災害対策サイトのコストを削減することが可能です。
災対サイト側には Zero Capacity のアプライアンスを配置しておき、本番サイト側の状況変化に応じて、柔軟にキャパシティを振り分けることができます。
従来のライセンス体系では、災対サイト側にもキャパシティの固定されたアプライアンスを配置しなくてはならず、使用実態に依らずそれぞれで費用が発生していましたが、Citrix ADC Pooled Capacity により災対サイト側のコスト削減を実現することが可能となりました。
Solution 5Citrix SD-WANでテレワークに強いWAN環境を手に入れよう!
Citrix SD-WAN は、テレワークの導入によって増加するネットワークの負荷やセキュリティリスクを劇的に改善することが可能です。
Citrix SD-WAN とは
Citrix SD-WANは、企業の拠点間ネットワークを仮想化、最適化するネットワーキング製品です。
MPLSやブロードバンド回線、LTEなど複数の種類のネットワークを効率的に統合管理することで、回線コストの削減や安全性の確保、高可用性の確保、拠点ネットワークの品質向上など様々なメリットをもたらします。
- 回線コスト削減
- 種別の異なる回線をオーバーレイ(回線の仮想化)し帯域の有効活用
- 安全性の確保
- 送信データの暗号化
- アプリケーションの重要度を柔軟に指定
- 送信するアプリケーションを識別し、回線や優先度を柔軟にコントロール
- 高可用性の確保
- 回線状態の自動認識・常時測定
Microsoft との強力なタッグにより実現する最適化されたローカルブレイクアウト
任意の管理者設定により拠点から直接インターネットにブレイクアウトさせることでアプリケーションのパフォーマンスを最適化することが可能です。Citrix SD-WANの豊富なアプリケーション識別機能によって柔軟なポリシーコントロールが可能ですが、中でもOffice365の通信に関しては、マイクロソフトとのAPI連携によりファーストパケットからローカルブレイクアウトが可能となり、高品質なユーザーエクスペリエンスを実現します。
テレワークが増加し、在宅勤務者の通信環境が問題となるケースが多い現在、ユーザーエクスペリエンスの改善に効果を発揮します。
Citrix Virtual Apps & Desktops との高い親和性によりテレワークVDIをより快適に
Citrix Virtual Apps & Desktops を利用している場合、すべての通信方法でICA(HDX)を認識、自動分析することで、ネットワークの状態に応じた最適な通信を行います。
テレワーク対応として導入した Citrix VDI のユーザーエクスペリエンスを最大化することができ、働き方の多様化による業務効率低下のリスクを低減することが可能です。
Solution 6Citrix × NComputingでオフィスをスリム化
昨今の緊急的なテレワーク導入により、テレワーク自体の柔軟性や有効性が実感を伴って認識されてきました。
一方で、出社を伴う業務の見直しや物理的なオフィスの在り方に対する議論もされ始めています。
NComputing では、Citrix Workspace Hub として、Citrix 専用のシンクライアント端末を提供しています。
Citrix Virtual Apps & Desktops によるセキュアで快適な VDI 環境と小型軽量で安価なNComputingのWorkspace Hubでスリムかつスマートなオフィスを実現することが可能です。
NComputing Workspace Hub(RX-HDX)
- Citrix環境に最適化された手のひらサイズのシンクライアント
- Citrix Workspace Hub 対応
- Raspberry Pi ベースの超小型端末(92g)
- デュアルディスプレイ、フルHD(1920x1080)対応
- No Touch Center (NTC) で複数端末を一元管理可能
- Skype for Business対応
ネットワールドオリジナルパッケージ(内容例)
- Virtual Apps and Desktops Service Per User/Device
- NComputing RX-HDX (Citrix Workspace Hub) ※センドバック保守込
- USB光学式有線マウス
- メンブレン式キーボード
- 23.8型ワイド液晶ディスプレイ ブラック
ユースケース
出社時に利用する共有デスクや会議室でのディスプレイ用端末として利用することが可能です。
また、Workspace Hub は無線 LAN や Bluetooth による近接認証等にも対応しており、IoT 端末として業務の効率化を図ることができます。
さらに、Microsoft Azure と組み合わせることでオフィススペースのスリム化だけでなく、クラウド利用によるサーバースペースのスリム化も実現します。